• 障がいのある人もない人も まぜて焼いたらあらなかよし

こんにちは。まぜて 焼いたら あら、なかよし
クッキープロジェクトの趣旨に賛同し協賛してくださるのは、
CSR・社会貢献活動に熱心で先進的な企業ばかり!
そこで、シリーズでその取り組みをご紹介していきます。

今回は、さいたま市大宮区にある総合ビル管理会社・毎日興業(株)さんの
多彩な地域貢献活動の中から、ノーマライゼーションの取り組み、
「手話応援」をご紹介します。


サッカー応援で、障がいのある人ない人まぜこぜに!


さいたま市はサッカーの街!
大宮アルディージャのクラブスポンサーである毎日興業さんは、
聴覚障がいと一緒に手話でサッカーを応援する「手話応援」を毎年、年1回実施。
2017年6月4日のサガン鳥栖戦では、通算9回目となる手話応援に
2200人の大応援団が参加し、Nack5スタジアムをオレンジ一色で埋めつくしました。

手話応援の始まりは2006年。
当時、大宮アルディージャのゼネラルマネジャーであった清雲栄純さんや、
特別支援学校大宮ろう学園の先生など、スペシャルオリンピックスで知り合った人たちが、
耳の不自由な人もいっしょにサッカーを楽しもうと企画。
応援歌「愛してるぜ We are ORANGE」にあわせて、
大宮ろう学園の先生が手話の振り付けを考え、参加者100人でエールを送ったそうです。

写真提供:大宮アルディージャ


多彩な団体とのつながりが本業に活きる


現在は実行委員会形式で運営。
ボーイスカウト埼玉県連盟、埼玉福祉・保育専門学校、さいたま市手話サークル連絡協議会など、
趣旨に賛同した地元団体が、次々と実行委員会に参加し、その輪が拡がっていきました。
「聴覚障がい者の案内のため、スタッフ全員が筆談用のペンとメモ帳を携帯しよう」
「手話応援啓発ブースで、手話をサポーターらと練習してみよう」など、
障がいのある人ない人まぜこぜの工夫について、実行委員でアイデアを出し合っています。

クッキープロジェクトは2011年から実行委員会に参加。手話応援啓発ブースでのノベルティに
障がい者施設でつくられた手作りクッキーが選ばれ、来場者に喜ばれています。

写真提供:大宮アルディージャ

今年の「手話応援」は6月2日のカマタマーレ讃岐戦で10回目を迎えます。
事務局を担当している総務企画チームの大石和則さんは、
「障がい者とともに活動することで、健常者も大きな学びを得られます。
社会をより良くするには、こういった活動は欠かせません」といいます。
地域との多彩なネットワークと、ノーマライゼーションの活動によって培われた感覚が、
社員の思いやりの気持ちを掘り起こし、地域づくりの新たな発想につながり、
本業に活かされています。


障がいの有無に関わらず誰もが一緒になれる場を


「手話応援」をきっかけに、同社では、
大宮ろう学校学園の卒業生を新入社員として迎えるなど、障がい者雇用にも積極的です。
女性の働き方を応援するしくみも充実しているのも同社。
産休・育休・時短はもちろんのこと、社員に第三子が生まれれば、
報奨金が出るなどのユニークな福利厚生もあります。
社員とその家族を大切にする、1人ひとりの人を大事に思うという、
やさしくてあたたかな社風が特徴的です。

障がいのある人とない人との間にはまだまだ壁がありますが、それでも、
「手話応援」がその壁を取り払う機会として埼玉に根付いてきていることは、
とてもうれしいことです。
私たちクッキープロジェクトも実行委員として、
これからもいっしょに「手話応援」を盛りたてていきたいです。

(レポート若尾明子)


いかがでしたか。次回は大宮駅東口徒歩1分に「コワーキングスペース7F」を構えて5年。
気軽に使えるシェアオフィスって実は「創業・就労・子育て支援・地域課題の場」でした。
運営している株式会社コミュニティコム・代表星野邦敏さんのインタビューをお届けします。
お楽しみに!

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