マーブルの店番をしている、ねこ店長。
ふだんは、レジ台の電気ケーブルを通す小さな穴から、
プレーリードッグみたいに、外の様子をうかがっています。
小さなお客さんは興味津々で、 ねこ店長は穴から引っ張り出されたり、押し込まれたり。
マーブルに来たら、一番最初にこのねこ店長をさわるのが
お決まりになってる子もいるほど、ねこ店長は大人気です。
あまりの人気に、ねこ店長のアタマから耳から、
妖気みたいに、フワフワ、ボワボワフェルトがにじみ出てきました。
一か月くらい前から、お姉ちゃんとママとでマーブルに来ている男の子が、
一週間にいっぺんくらい診察のたびに来店しては 、
「今度針持って来よう」。「あ、針忘れた」。「こんどこそ持って来よう」。
「カバンに針を入れとけばいいんだ〜」とつぶやいては帰っていました。
ずっと妖気のことを気にしてくれていたんです。
そして先日、とうとうその3人のお客さんは
ニードル針を持ってきて、ちくちく修繕してくれたので、
ねこ店長はもとのようなシュッとした姿に。
ちくちく修繕が終わってからは、
習いごとのこと、大好きな先生の話を姉弟で聞かせてくれました。
ああ忙しい忙しい(^-^)
*
おかしくって楽しいね
障害のある人の、てづくりお菓子と雑貨のお店
おかし屋マーブル